看護師転職

実家の両親の病気

私は一人っ子で、進学と同時に家を離れ、進学先で就職もしたので、実家とはずっと離れた生活をしています。

 

看護師の仕事は忙しいので、なかなかゆっくりと家に帰ることも出来ず、若い頃はそれ以上にやりたいことがいっぱいあったので、元気だから離れていても大丈夫、と思っていました。

 

でも、私が歳を取れば、親も歳を取るんですよね。父が前立腺がんになった時は、本当に焦りました。

 

今は治せるがんもありますが、やはり、実の親となると心配です。

 

すぐに帰ろうか、と思ったけれど、遠い距離だし、仕事や子どもの学校を考えたらそんなことも出来ず、孫たちの顔を見たら、治療に積極的になれるんじゃないか、と思い、夫に相談しました。

 

当時はまだそれほど普及していなかったスカイプカメラをすぐに実家に夫は送り、我が家のパソコンにも設置して、実家の方では近所のPCに詳しい方に設置をお願いして、スカイプでお互い連絡を取れるようにしました。

 

実家は24時間オンラインになっているわけではないので、パソコンの電源入れて、スカイプ準備してね、と電話を入れてからでないとつながらないのですが、初めて父の顔を見た時は、PC画面上とはいえ、本当に嬉しかったです。

 

孫の元気な顔を見て、父も笑顔。

 

度々スカイプで近況を報告し合い、父は治療の経過などをいつも電話で連絡してくれました。

 

数値がこんなに下がってきたよ、と連絡してくる声はとても明るく、元々前向きな父なので、病院の待合室では顔見知りになった方達と仲良くなって、父が行くと待合室が明るくなっていたそうです。

 

治療のかいあって、奇跡的に数値からいけばもう問題はない、という状態になり、父の治療が終わる日、顔なじみになった方達が「寂しくなるなぁ。」と言ってくださったそうです。

 

病気をも味方にして、人とのつながりを広げる父はすごい人だなぁと改めて思いました。